僕は、彼女ができなくて焦っていました。
無口で大人しい。友達すらいない大学生。
不良になることもできない。
無難に生き、この世から気配を消した存在。
でも、やるべきことをやるしかなかった。
だって、寂しかったから。
僕はやっと、素直になれていました。
ついこないだまでは、
「女の子とか興味ないんだよね~笑」
とか親に笑顔で言っちゃう人間だった。
興味がないわけがない。
俺だって、彼女くらい欲しいよ。可愛い子を抱きたいよ・・・
だから、すべての趣味を投げ出して、僕は恋愛に打ち込んだ。
やるべきことだけをやった。
素直になって、行動をしたら、焦りなんか消えていた。
焦るヒマがあったら女子としゃべってたから。
そしたら、彼女ができた。
マジで嬉しかった。
こんな世界があるのかと。
さっきまで、部屋でパソコンやってチャットして、一人でニヤニヤにやけるだけの人生だったじゃねぇかよ。
なのに、今女の子の前で、キスをしてしまった。
俺って、リア充になったのか?
そうなのか?
初めて女の子と体の関係を持った夜。
僕は帰りの電車の中で、意識はもうろうとしていた。
人生最大の壁を越えた感覚。
絶対に眺めることができないと諦めた世界。
そんな世界が、僕には見えたのです。
やるべきことをやっていたら、焦りなんか消えた話。
僕にとってやるべきこととは、なんだったのか。下に書いていきたいと思います。
↓
恋愛商材に書いてあったことをそのままやってみた
僕は何も分からなかった。
だって恋愛経験なんかないもん。
あ、その前に、友達の作り方を教えてよw
友達いないからさw
と、自暴自棄になることもあったけれど・・・
僕は素直になって、恋愛の勉強をしてみることにしました。
事の始まりは、ネットサーフィンしていたときに出てきた広告でした。
「落としたい女性がいるあなた!この方法を使えば確実にあなたの恋人に・・・」
こんな感じの広告だったかな。
怪しいですね笑
怪しいと思いました。
でも、僕はその当時、バイト先に可愛い色白の女の子がいて、好きになってしまってたんです。
「まさかあの子落とせたりしないよな・・・?」
そう思うと急にワクワクしてしまって、気づけばその怪しい広告を、クリックしてました。
気づけば、僕はその人の恋愛商材を買って読んでました。
なるほどなるほど。
そこには、会った女性と信頼関係を構築し、付き合えるレベルまでもっていく手順が、明確に書かれていました。
これはやばい。
俺は「女子に好かれる方法」を知ってしまった。
友達もろくにいない俺が。
俺はもう何も怖くない。
妙な自信が沸いてきました。
明日もバイトだ。
明日もあの子と話して、仲良くなってやるぞー!!
すると、もうバイトが楽しくて楽しくて、しょうがなくなってました。
こんな俺が可愛い女の子と会話できる、究極の場所。
天国のような場所。
ただ知識を知っただけなのに、僕は、恋愛の世界に一歩踏み出した気がして、すごく嬉しかったです。
残念ながら、その子はあっさりとバイトを辞めてしまい、彼女にすることはかないませんでした。
「マジかよ。くっそ!!」
急に焦りが募る。
でもこんなところで諦める俺ではない。
だってもう知ったんだよ。女子と仲良くなる方法はもう知ってるんだ。
その時の僕は、恋愛を勉強することが、日課になってました。
好きな子と付き合えないまま疎遠になり、発狂した僕は、
当時流行りはじめたマッチングアプリ「ペアーズ」に登録して、
人生で初めて、女子とデートすることに成功したのです。
(今度、その話も書きますね。)
その後、僕はペアーズで初めてのキスと、初めてのラブホ、初めてのHを経験し、新しい世界を知ることとなったのです。
AVを見て妄想するのではなく、やっぱり現実世界はいいですね。
いつの間にか、焦りは楽しさに変わっていた。
彼女がいない自分に焦っていた昔の僕は、何もやっていませんでした。
何もやっていない。だから焦りだけが募った。
でも、彼女を作るために頑張ってたら、なんか楽しくなってきて、焦りなんかいつのまにか吹っ飛んでいたんですよ。
確かに、恋愛活動中も、なかなかうまくいかなくて、自暴自棄になっていたことはありました。
でも、基本的には楽しくて、無我夢中で女子と話しまくった。
「彼女を作るまでの手順」を知ったらすでに、焦りはなかったかな。
そして、無口な僕が、無口なままで、彼女作れたことが衝撃でした。
なんだ、女子はみんな無口男が嫌いなんだと思ってたけど、ちゃんとポイントをおさえて会話すれば、いけるんだな。
と。
つまり、やってたら焦りは消えるよ、というお話でした。
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